John&Edward's blog-世の中の靴に物申す-

靴好きの2人のブログ

第2.2回〜Church's〜

いざ直営店。でも…。

 

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Jh:まぁいいですよ。その辺に関しては。そういえば直営店オープンして間も無く訪ねた際にお客さんがみんな「スタッズの…」って店員さんに聞いててなんかいたたまれない気持ちになったの思い出しました。2階でパターンオーダーできるのにスタッズの問い合わせで手が回らなくて2階に人いなかったり…。
Ed:ブームってのは恐いね。それで会社が回っているのは確かだけど…難しいな。チャーチとしてじゃなくてスタッズの靴を出してるブランドとして有名だろうね。
Jh:もうね、本当その通り。それでも重ね重ね言うけど名作をこういじったか!って感じで感心はしてるし、靴本来の作りの良さとプラダ的な感性が混ざったというのは面白い。「曲者」というか。あとは直営店はプラダのチャーチだなぁって思えてそれはそれで面白いです。ボロっボロのオールデン履いてる人がコンサルの フィッティングに文句付けてたのだけれどもなんか、そういう人集まるよねって感じで。渡辺産業の店とはまた異なるブランドの空気が出てる。

 

Ed:そういう人たちに取っての靴とは一体なんなのかと思ってしまうような話ですね。そうそう、肝心の話になるのだがそういうオープンしたての店だと店員さんは靴についてどれだけの知識量があるのだろう。ジョン的にはどうです?
Jh:プラダチャーチ(表参道に出来た直営店はプラダジャパン運営なので)はからっきしだった。フィッティングも甘いというか「お客様の方が履かれてるんで…」って言われてしまって。
Ed:やっぱりジョンのようなお金持ち、靴持ちの人が多く来ただろうからね。オープン時は。でもですよ、自らの知識を店員さんにひけらかすのも良くないですよね。 「知らないの?フッ」みたいに。確かに店員さんが知らないのは残念で、必要最低限は知っていててもらいたいと思う。フィッティングの知識とか働いてるブラ ンドの事。しっかりと説明をして貰えればその体験を買おうとも思えますし。でも他の靴との違いとかは別に無理に知らなくて良いと思います。肩を持つわけではないのですが『実際どうなのかな?ロブと比べて?』みたいなのはうざいわ。知らねーよ、てめーで履いて確かめろよって話。
Jh:だから今回から敬語なんでしょう?自分から言っておいて…。笑い話ですが某靴屋で店員さんに「ここの靴の構造や木型素晴らしいですね。これは衝撃です」って話をしたら「なかなかそう言ってくれる人いないんですよね。『この辺が緩いなぁ』とか言ってくる人が多いんです(笑)。でも『お客様の今日履いてる靴なん てフィッティングめちゃくちゃじゃないですか』って言いたくなることあるけど喧嘩になるから…。まぁその分期待もおおきいのでしょう」って言ってたんですよ。
Ed:知識のひけらかしは良くないですねー。自分の考えを一度捨て、新しいことを吸収し自分に生かす。当たり前の事だけど中々できる人はいない。それにしても凄いキレのある店員だな。後でどこだか教えてよ。
Jh:中々ね。ある種の勝負の世界になって来ちゃうときないですか??「感動しないのがかっこいい」「店員に勝ちたい」みたいな。
Ed:そういうコンプレックスを抱えた人はクロケットで…とか言ったら怒られますね。「僕のおーどりーは最強だ!!ちゃーとしーも強いんだぞ」って。話を戻しますが結果的にチャーチってどうなのかな?
Jh:エドの話もまとめると靴の作りとデザイン面から鑑みるにモードとクラシックの二段構えの良いメーカーかと!ただその二つを上手く乗りこなせるかは履き手による!よーく考えてチャーチたる物を買うのかプラダエッセンスに浸るのか。ここだね。
Ed:お後がよろしいようで。
Jh:実際はブランドイメージが混在していて消費者を混乱させると言えば良くないブランドでもありますが。
Ed:辺見えみり愛用!ただし休みの日はニューバランスですって??
Jh:あのダサイおっさん靴、冗談でも名前、聴きたくないんだけど。バカみたいに履きやがって。それと辺見えみりに失礼。裏とれてないでしょうニューバランスだって。そしてガンガン履いたりしないでしょう。
Ed:ほらほら。また怒ってるよ。靴は悪くないよ。チャーチをお履きになってください皆様。
Jh:強いて言うならちょっと無骨なのが多いからそこだね。うん。そこさえ許容というか巧く消化できれば良い靴。
Ed:次回はなにやろうか。
Jh:レッドウングにする??
Ed:え?ブーツ持ってるの?

 

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名作Chetwynd Henry Bucksより引用

 


(-2014年5月12日都内、有名靴修理屋がオープンした街で録音)